mozless (モズレス)
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mozless - Firefoxをキーボードでless風に
mozlessは Firefox をキーボードでless風に使うためのプラグインです。
mozlessの公式サイトは mozless.mozdev.org です (日本語ページもある) 。 mozdev.org のプロジェクトになっています。 このページはmozlessの紹介・解説ページです。
一緒に使うと便利なお勧めプラグイン
はじめに
Firefoxには最初から色々な「ショートカットキー」がありますが、 飽くまでマウスでの操作を前提とした上での補助的なものに過ぎません。
そこでmozlessは、 キーボードをメインにFirefoxを操作できるように、 文字端末とキーボードを前提にしたソフトウェア ( less, vi, Emacs, lynx, w3m) を参考にして 「キーバインド」を設定しました。 Ctrlキーなどを同時に押す必要がないワンストロークキーが多いので、楽で速いです。片手でも操作しやすいです。 また、lessにある、読みやすい半画面スクロールの機能を追加しています。
※ 「ショートカットキー」というのは、 本来キーボード以外(マウスやメニュー)で操作する機能を、 単にすばやく使えるようにキーにも割り当てたもの。 一方「キーバインド」は、 どのキーに何の機能を割り当てるかの対応のことで、 キーボードをメインに使うことを前提にしている言葉。 発想が違うのです。
※ less, vi, Emacs, lynx, w3m はどれも、LinuxなどのUnix系OSで使われるソフトウェアです。 lessはページャ(テキストビューア)、 viとEmacsはテキストエディタ、 lynxとw3mはWebブラウザです。
インストール
Firefox 0.9以上にインストールできます。
mozless/インストール にある「mozlessをインストールする」をクリックするとインストールが始まります。 Firefoxを一度終了して起動し直すと使えるようになります。
基本のキー
視野の移動(スクロール)
Space or F or PageDown: 1画面下にスクロール B or PageUp : 1画面上にスクロール D or I: 半画面下にスクロール U : 半画面上にスクロール H or ←: 左にスクロール J or ↓: 1行下にスクロール K or ↑: 1行上にスクロール L or →: 右にスクロール G or Home: ページの先頭に移動 Shift+G or End : ページの最後に移動
※ これらは基本的にlessのキーバインドです。 H, J, K, Lはviからlessに受け継がれたものです。 Iはmozlessのオリジナルで、 右手だけで半画面スクロールを上下(U, I)するために付けました。 なお、Space, PageDown, PageUp, Home, Endは Firefoxにもともとあるものです。
ページの移動(ナビゲーション)
Shift+B: 前のページに戻る Shift+F: 次のページに進む Shift+R: ページを読み直す(リロード) Shift+S: 読み込み中止 Shift+H: ホームページに移動
※ これらはw3mのデフォルトのキーバインドです。
その他
Q : タブを閉じる Shift+Q: ウィンドウを閉じる N : 次を検索 Shift+N: 前を検索 Shift+U: URLバーをフォーカス V : ブックマークを開く
※ 終了のQはless, lynx, w3m, その他で使われる一般的なものです。 次を検索のNもless, vi, lynx, w3m, その他で使われる一般的なものです。 Shift+Uはw3mのキーバインドです。 Vはlynxのものです。
Emacsのキー
デフォルトではEmacsのキーは有効になっていません。 オプションで「Use Emacs keys」のチェックを入れて、 Firefoxを起動し直すと有効になります。 オプションは「Tools -> Extensions」メニューから mozlessを選んでOptionsボタンを押してください。
Ctrl+P: ↑と同じ Ctrl+N: ↓と同じ Ctrl+B: ←と同じ Ctrl+F: →と同じ Ctrl+J: ↓と同じ Ctrl+V: 1画面下にスクロール
フォーカスモード
方向キー(←↓↑→, HJKL, Ctrl+BNPF)は、デフォルトでは 画面をスクロールします。 この他に、方向キーでページ上のリンクを選んだり、 リンクをたどったりするモードがあり、 mozlessではフォーカスモードと呼んでいます (リンクにカーソルがフォーカスするので)。 これはlynxのナビゲーション方法です。
O : フォーカスモードをON/OFFする
(デフォルトはオプションで設定できる)
H or ← or Ctrl+B: 前のページに戻る
J or ↓ or Ctrl+N: 次のリンクに飛ぶ(フォーカスを移動する)
K or ↑ or Ctrl+P: 前のリンクに飛ぶ(フォーカスを移動する)
L or → or Ctrl+F: リンクをたどる
デフォルトでは、Firefox起動直後は フォーカスモードがOFFの状態です。 フォーカスモードがONをデフォルトにするには、 オプションで「Focus mode is ON at startup」のチェックを入れて、 Firefoxを起動し直してください。 オプションは「Tools -> Extensions」メニューから mozlessを選んでOptionsボタンを押してください。
※ なお現状では、複雑なページではフォーカスの移動が 期待通りに行なわれない場合があります。 フォーカスモードは色々と改善の余地があり、 今後の課題となっている部分です。
firstfield
firstfield プラグインを使うと、 「Ctrl+;」を押すことで、そのページの最初の テキストフィールドにフォーカスを移動することができます。 Web検索エンジンなどで便利です。
mozlessのフォーカスモードでは テキストフィールドに移動できませんが、 firstfieldはそれを補う機能を提供します。
numberedlinks
numberedlinks プラグインを使うと、 ページの各リンクの頭に数字が付いて、 その数字を入力するとリンクをたどることができます。 フォームの各アイテム(テキストフィールドやチェックボックスなど)にも 番号が付いて、すぐ選ぶことができます。 数字の表示はキー「Alt+L」でON/OFFできます。
※ これはlynxのkeypadモードの 「Links and form fields are numbered」に相当します。 ただしnumberedlinksではlynxと違って、 画面外のリンクも通し番号で振られるので、 ページの下のほうでは大きな数字になってしまいます。 この点は将来改善されるかもしれません。
「/」(スラッシュ)や「'」(プライム)で始めるテキスト検索でも リンクに移動できますが、アルファベットでないと 検索しにくいという難点があります。 また、mozlessにはフォーカスモードもありますが、 リンクが多い場合は移動が大変です。 numberedlinksはこれらの問題を補います。
※ 公式サイトのものは現在(2005年6月)、 テキスト検索と同時に使うと、数字を検索するときに numberedlinksのダイアログが開いてしまう不具合があります。 そのうち直してくれると思います。
imageshowhide
imageshowhide プラグインを使うと、 「Shift+X」を押すことで、 ページ全体の画像の表示をON/OFFできます。
これはキーボードでFirefoxを使うというテーマには必須ではありませんが、 キーボード志向の人は画像よりも文字を重視する傾向があるので、 ページ上の余計な画像を全部消して文字だけ見たい場合もあると思います。 また、lynxやw3mなど文字ベースのWebブラウザの雰囲気を 再現できます。
keyconfig
keyconfig プラグインを使うと、 好きなキーに好きな機能を割り当てることができます。
原理的には、mozlessをkeyconfigで作れるわけですが、 実際にmozlessと同等な環境を作るのは大変な作業です。